
棒ノ嶺 棒ノ折山トレッキング研修レポート
日時:6月11日
天候:雨
気温:21℃
場所:東京都西多摩郡奥多摩町 棒ノ折山
棒ノ嶺・棒ノ折山とは
棒ノ折山(ぼうのおれやま)は、東京都と埼玉県の境にある標高969mの山です。奥多摩と奥武蔵の境に位置し、棒ノ嶺(ぼうのれい)とも呼ばれます。山頂は広く、公園やグラウンドのように利用されています。鎌倉時代の武将、畠山重忠がこの山を越える際に杖としていた石棒が折れたことが山名の由来の一つとされています。
当日のスケジュール
軍畑駅集合(8:00)→白谷沢登山口(8:40)→岩茸石(10:30)→棒ノ折山山頂(12:00)→白谷沢登山口(14:00)
今回は【水源のみち】 というハイキングコースで登りました。

ルート概要
棒ノ折山(棒ノ嶺)は、初心者でも登りやすいコースとして、白谷沢コースが人気です。水源のみちは、河又から棒ノ嶺を経て上日向へ至る変化にとんだ健脚向きのコースです。


登山のコースに向かうと、登山届を出すためのポストと関東ふれあいの道の石碑がありました。
登山届とは
登山計画を記した書類で、万が一の遭難時に捜索・救助活動の重要な手がかりとなります。登山計画書とも呼ばれ、登山者の情報や行動予定、緊急連絡先などを記載します。提出は義務ではない場合もありますが、安全な登山のために推奨されています。今回はYAMAPのアプリで電子書類申請済みとのことでした。
関東ふれあいの道とは
環境省の長距離自然歩道構想に基づき関東地方1都6県が整備している総延長1,799kmの自然歩道のことである。別名を首都圏自然歩道という。東京都八王子市高尾山麓にある国道20号沿いの「梅の木平」を起終点に、関東地方の東京都、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県の順に1周する。


今回のトレッキング研修は、雨が降っていたということもあり、足場は常に濡れていました。そのため、各自歩くスピードや岩場の滑りやすさを配慮してゆっくり目に登りました。


山を登っているとこんな生き物に遭遇!
写真にも記載されているカジカガエルに遭遇しました。駒舘さんが、気が付くまでは全然気が付かず生き物たちの擬態の凄さを痛感しました。
ゴルジュ

渓谷の中でも特に、両側の岩壁が迫って狭くなっている場所のことです。フランス語で「のど」を意味する「gorge」が語源で、その名の通り、渓谷が喉のように狭まっている様子を表しています。日本では「のど」や「廊下」と呼ばれることもあります。
今回のコースは全体的に岩場や水が多い道で、当日は雨が降っていたため視界も悪くかなり気を付けて登っている印象でした。ですが写真のようなゴルジュを見て、雨の中でも十分に感動できる要素が満載でした。

今回のような厳しめの状況でもやはり、XA PRO 3D V9 GORE-TEXの滑らなさはかなり良く、また安定感やグリップ力にフィット感は抜群でした。
なんと、鈴木、駒舘さん、鵜飼さん、駒込さんの4人が同じ靴でその性能の高さに感動!
岩茸石
滝ノ平尾根コースとの合流点にある高さ5mほどの巨岩



山頂に到着したものの、雨と霧により周りの景色が何も見えませんでした…


山頂を後にして、下山。下り坂がもともと滑りやすい地形に雨が降っていたため、吉田さんによる下山中に滑らないASIMOフットワークのレクチャーシーン
*ふざけているのではなく、滑らないための足さばき(かかとから足をつかないこと)や中腰姿勢を保つことを教わりました!

(靴に泥がたまっていると転んでしまうことがあり、手が泥まみれに…私は2回転びました。) 靴の泥は下山中、定期的に落とすことを意識していました。

ASIMOフットワークをうまく活用しながらの下山!後ろには有間ダムも見える場所に下山しました。各々の決めポーズ!

下山後、少し歩いた場所に有間の湧き水がありました。そこで山でついてしまった泥を落とさせてもらいつつ、湧水を頂戴しました。
あいにくの雨で山頂では昼食が取れなかったため、昭島店にてブランチ。



アルファ米とコシヒカリ(飯盒炊飯)の両方を食べて、比べてみたらアルファ米は少し水気が少ないのに対してやはりコシヒカリはつやが多くしっかりとしたお米という印象でした。しかし、どちらもカレーと一緒に食べてみるとおいしいことには変わりありませんでした。

今回のスタイリング
シェル:Torrentshell 3L Rain Jacket
インサレーション:Ms・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
パンツ:NYLON LOOSE SHORT
シューズ:XA PRO 3D V9 GORE-TEX
バッグ:レヒュジオ26L
シェルは今回の雨にもしっかりと対応してくれていてフードを脱いでいるとき以外は濡れることがなく、シューズは先に挙げた利点が働いて快適に登山することができました。バッグが特に優れモノで撥水加工がしっかりしていて中身はほぼ濡れませんでした。
今回で2回目となるトレッキング研修に参加し、西奥多摩に位置する棒ノ折山を登りました。前回の経験を活かしつつ、新たな気持ちで取り組もうと心構えをして臨みました。
当日はあいにくの雨で、足元が滑りやすく、慎重な歩行が求められる状況でした。下りの際に吉田さんから「ロボットのアシモのように足を運ぶ」というアドバイスをいただき、それを意識しながら一歩一歩確実に進みました。普段とは違う身体の使い方に戸惑いながらも、仲間と声を掛け合い、励まし合うことで乗り越えることができました。
体力面については、日頃からジムで鍛えていることもあり、大きな負担を感じることはありませんでした。しかし、今後の第3回目の研修に向けて、より余裕を持って臨めるよう、さらに体力を強化していきたいという思いも芽生えました。今回の研修では、天候や足場といった外的要因に対応する柔軟性や、仲間との協力の大切さを再認識するとともに、自分の成長の余地にも気づくことができました。今後もこうした機会を大切にし、研修での学びを日常の業務にも活かしていきたいと思います。
貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

SORA東京ソラマチ店・スタッフ