
箱根トレッキングレポート ~ 金時山から明神ヶ岳の縦走 ~
◇山の紹介◇
金時山(きんときやま・きんときさん)
標高1,212m。日本三百名山、日本百低山に選抜。神奈川・静岡の県境に位置する。
坂田金時(金太郎)が名の由来となっている。展望が良く、初心者でも手軽に登れる、また都内からの公共交通機関からもアクセス良しという事で箱根界隈では最も登山者数が多い。
明神ヶ岳(みょうじんがたけ)
標高1,169m。日本百低山のひとつ。その昔、箱根を超えるのはとてもハードな道のりだったそう。その旅人の安全を祈るために山頂に明神を祀ったことが名の由来。
◇日程◇
2024年12月18日(水)
◇コース◇
金時山には3つの登山口があるが今回は公時神社(金時神社)をスタート地点とし、金時山から明神ヶ岳へと縦走し明神ヶ岳登山口へと下山するコース。

◇行程◇
標準CT 6時間30分
金時神社登山口 → 金時山 → 明神ヶ岳 → 明神ヶ岳登山口
行動時間:5時間7分 / 休憩時間:1時間13分 / 距離:11.8km
のぼり:1,028m / くだり:1247m(YAMAP算出)
◇山行記録◇
スタート地点の金時神社名物、烏骨鶏。賑やかな声援で山へと送り出されます。


金時神社横を通過して20分ほどすると真っ二つに割れた「金時宿り石」が出現。

金太郎伝説が数多く残る金時山。
なかでも、この「金時宿り石」とよばれるこの岩は
昭和6年(1931年)に突如割れてしまったそう。
金太郎がこの岩で遊び過ぎてヒビが
入ってしまっていたのかと想像しロマンが広がる。
整備の行き届いた登山道を進み1時間ほどで金時山山頂に到着。
都心からもアクセスが良いという事もあり、平日でも賑わいのある山頂。
道中、デニム姿の単独ライダーの男性やインバウンド観光客とすれ違い
それほど箱根の街に溶け込んでいる観光スポットだと実感。

二年前にソラマチ店高橋さんとここへ訪れたときは拝めなかった富士山。
少し恥ずかしがり屋なようで雲に隠れていた。
正直、早朝の高速で見た富士山が一番きれい(笑)

金時山山頂を後にし、登ってきた道を少し戻り、分岐から明神ヶ岳へ。
分岐点から少し下るとこれから歩く稜線が一望できモチベーションアップ!
しかし、写真を撮りそびれたと後から気づく。
金時山から30分ほど歩き、鞍部となる矢倉沢峠に到着。

ここからは背丈ほどある笹に覆われた道を歩く。
尾根道とはいえ、それなりにアップダウンあり。
急登を登り、振り返ると金時山と少し富士山。


1時間ほど笹に覆われた道を歩き終えると、徐々に標高も上がり始めるとともに樹林帯の
中へ。ここから本格的に明神ヶ岳への登りが始まる。
ふと横を見ると、まるでジブリ映画の中だと異世界に繋がっているような脇道を発見

樹林帯を抜けると眺めの良い山肌の登山道へ。


途中で昼食タイムをとったが、金時山から3時間で明神ヶ岳の山頂に到着。
富士山はもちろん、相模湾や箱根の街並みを一望でき低山とは思えない眺望。


下山時は来た道には戻らず別の登山口へと下り、路線バスを利用してスタート地点の金時神社へと戻る。
◇装備について◇
今回の山行にあわせ、MINUS33 / MERINO WOOL FINGERESSGLOVEを購入。
お手洗い以外、常に着用していました。暑さ、蒸れ、痒みなども発生せず快適。手首のリブ部分も長めのため手元をしっかり温める事ができ、かつ指先がでているので携帯の操作もしやすく今回の山行で大活躍した一品。弱点といえば、最寄り駅に向かう際の自転車走行時、やはりグリップとの摩擦で毛羽立ってしまったこと。この山行をきっかけに店頭でもODユーザーのお客様へ販売に繋がったので、実際に販売員がフィールドで感じた事を販売に活かすのはとても大切なことだと改めて実感した。


SORA昭島アウトドアヴィレッジ店・スタッフ