
車山・八島ヶ原湿原周回トレッキングレポート
先日、地元へ帰省した際に、長野県にある車山(1,925M)に行って参りました。
コースは八島ヶ原湿原という天然記念物(文化財)指定されている湿原を周回し、途中で周遊コースを抜け車山を登り、再び八島ヶ原湿原に戻る約10㎞のコースです。
当日は、雨が降り霧がかかり景色はあまりよくありませんでしたが、トレッキング終盤は少し晴れ間が見え、湿原を見ることが出来ました。
八島ヶ原湿原は18種類のミズゴケをはじめ、貴重な湿原植物や生き物の宝庫になっており、綺麗な景色と貴重な植物を見ながら遊歩道を散策する、お手軽なトレッキングコースになっています。
帰省の期間中に地元の新聞でも八島ヶ原湿原の紅葉について取り上げられていました。


日程:10月9日
天気: 雨のち曇り
気温: 8℃
湿原周りはそこまで高低差はありませんでしたが、湿原を一度離れ車山に差し掛かり緩やかな坂が続いておりました。
普段、山を登るときは行き帰りと同じ道を歩くピストンで登っていましたが今回初めて周回という形で登山をしました。景色が同じではなく、違った景色を楽しむことができるのでピストンとは違った楽しみ方をすることができました。

10時30頃トレッキング開始
最初は小雨程度の雨でスタート。他の登山者は見当たらず少し不安になりながら出発しました。

湿原周辺の道は整備されており、
本格的な装備がなくても誰でも気軽に歩けるようになっていました。
湿原すぐそばの歩道を歩きます。


湿原を抜け、徐々に斜面も急になってきました。
雨が強くなり、山道は少しではありますが川のようになってきました。

ご覧の通り、山道が川のようになっており、ゴツゴツとした岩が多く転がっていました。
道を避けても笹がとても濡れていたので、足首当たりから次第に濡れていき、最終的には靴の中まで濡れてしまいました。
山頂に近づいてくると、山道は徐々に広くなりとても歩きやすくなっておりました。
晴れていれば、きれいな景色を見ることが出来たと思いますが、霧も濃く、ひたすら山頂へ向けて歩きます。

11時45分頃 山頂到着


雨が少し強くなりましたが、無事山頂に到着。山頂には車山神社がありました。
矢印の先にある御社殿を囲む4本の柱は、7年に一度諏訪大社で行われる大祭「御柱祭」の後に行われる「小宮祭」の時に建てられる柱です。

山頂には展望デッキがありました。
ベンチがあり晴れていれば、八ヶ岳や諏訪地域を一望できます。
本来であればここでランチをする予定でしたが今回は断念しました。

山頂を後にし、笹が茂った道を歩きます。
道は水たまりも多く、歩きにくかったです。
道なき道を歩いていきます。
物見岩(ものみいわ)


巨大な岩が積み重なっている辺り一帯を指して物見岩と言います。
名の通り本来であれば、見晴らしが良く湿原一帯が一望できます。

湿原に戻ってきました。
雨が上がり晴れ間が見え、開始当初より湿原が見渡せるようになっていきました。
◇装備◇
ジャケット:ARCTERYX BETA LT JKT
ベースレイヤー:パタゴニアメンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・デイリー
ミドルレイヤー:パタゴニアメンズ・ウインド・シールド・ジャケット
パンツ:THE NORTH FACE HIKERS SHELL PANT
シューズ: Salomon XT-WING 2
ビーニー: GRAMICCI
バッグ: and wonder ECOPAK 30L backpack
今回初めてフィールドでパタゴニアメンズ・ウインド・シールド・ジャケットを使用しました。
トレッキング後半雨が上がり気温も少し高くなったのでTOPSとして使用。伸縮性もあり肩周りが特に動かしやすかったです。また、袖から脇にかけてのストレッチ素材は肌触りも良く、蒸れも軽減し快適でした。個人的にはランニングをされる方にもおすすめできる商品だと思いました。
◇総評◇
地元にある山でしたが今回初めて登りました。天気が悪く景色をあまり楽しむことはできませんでしたが、今回のような天候で登ったのが初めてでしたので良い経験になりました。ただ、雨ならではの登山の楽しみかたをもう少し模索すればよかったと反省点も見つかりました。普段は景色を中心に登山を楽しんでいましたが、もう少し草木などの植物にも目を向けて歩いてみると、新しい発見があると思うので次からは色々なものに視野を向けて登りたいと思いました。
次は天候の良い日にリベンジしたいと思います。
SORA恵比寿ガーデンプレイス・スタッフ