
鍋割山トレッキングレポート
◇山の紹介◇
鍋割山
以前関東トレッキング研修の場にも選ばれている鍋割山は東西約40キロ、南北に約20キロに及ぶ丹沢山塊は表丹沢、東丹沢、西丹沢、北丹沢と4つのエリアに区分けされます。
鍋割山はそのうちの表丹沢の西側に位置しています。山頂部は広く平坦で鍋を半分に割ったような形から鍋割山の名前がついたという一説があるそうです。
今回は登山口最寄の大倉バス停~後沢乗越~鍋割山を往復するピストンコースを選択。
合計時間約8時間の計画を飯塚さんに組んでいただき今回は挑みました。
初めてYAMAPをダウンロードし、コース定数などチェックしてみたのですが今回の定数は‘きつい’に設定されており、最後に行ったトレッキングが約2ヶ月前のトレッキング研修でだいぶバテバテだったのでだいぶ不安が残っていました。
今回は帰宅後ランニングしたり休日は最近始めた習い事(ピラティス)など積極的に行って体力を少しでもつけてからの挑戦でした。


◇行程◇
6:48 バス停到着
陽が落ちるのも早くなっていたので朝は早めのスタート。
この時間でも紅葉が見頃のシーズンとあってか大倉バス停行きの車内は満員でした。
このバス停からは鍋割山に行くルートと塔ノ岳(通称バカ尾根と呼ばれているそう)に行くルートがあったのですが、私たちと一緒に乗っていた方は7割ほどが塔ノ岳に向かっていました。
バス停でエネルギーチャージと準備運動を済ませ出発です。

7:20ごろ 登山口到着
登山口まで約30分道路を歩き登山口に到着。
登山口には鹿の侵入防止のバリケードがはってありました。そこを抜けるとしばらく平坦な山道が続きます。


9:00ごろ
登山道を抜けると沢付近に水の入ったペットボトルがたくさん並んでいるところに。
その水は山荘を経営していらっしゃる方が水道が通っていないため使用する水だそうです。

体力のある方はぜひ運んでくださいとのことでしたが、置いてあるペットボトルはどれも2Lペットボトル以上でかなりの重さ。助言もありわたしは今回は持っていくことを断念。飯塚さんは逞しく2Lペットボトルを担いでいかれていました。

この地点を越えるといよいよ登山道だと思えるが続きます。
沢が近いこともあってか山道にはサワガニの死骸もありました。

10:00ごろ
まだまだ頂上に向かって歩いて行きます。


歩いている途中キノコが生えていたりリンドウが咲いているのを発見。
青い花がリンドウなのですが下画像の花を最初に発見。
初めはリンドウだと思ってテンション上がっていたのですが実はリンドウではなくイワシャジンという類似の花だそう。

道中でお会いした登山者さんに教えていただきました。
コミュニケーションが取れるというのも登山の醍醐味だなと思います。
11:00ごろ 鍋割山山頂到着
途中休憩を挟み持参した行動食を食べつつ行っていましたがやはりお腹はペコペコ。
山頂で待っている鍋焼きうどんが待ち遠しく一生懸命登山していくこと約1時間、山頂に到着しました。


山頂からの景色は快晴ということもあって富士山が見えるかもと期待していたのですがガスが発生して真っ白。
残念ながら景色は堪能できませんでした、、
ここの山小屋の店主さんは少し(?)厳しいかたらしくルールを守らず利用しようとするとしっかりお説教されてしまうことで有名だそう。
事前に調べた時に口コミや他の方のブログで怒られましたと書いていた人も多かったのでわたしはビクビクしながら注文のため列に並びました。


私たちの行った時間がちょうどピークタイムに当たったようで20分ほど待ってようやくうどんをいただきました。
具沢山で出来立てのうどんは格別。
そこからは登りながらも話していましたが大好きなお茶タイム。
持ってきてくださったココア、コーヒーとお供のお菓子をたべながら合計1時間ほどの休憩をとりました。
12時過ぎごろ
ゆっくりと休憩を取ったのでいよいよ下山スタート。
足の置き方がわからなくなり苦手意識のある下山はとにかく転ばない 、怪我しないをモットーに途中アドバイスをいただきながら降りて行きます。
いつもわかりやすいアドバイスをくださる山の大先輩飯塚さん。頭があがりません…!

下山中に山頂に向かうワンちゃんと飼い主さんに遭遇。
ワンちゃんは登り慣れているのかある程度登り飼い主さんと距離が離れると立ち止まれるスペースでお利口に待っていました。
わたしなんかよりもすたすたと登っていて感心してしまいました。

うどんと一緒に楽しみにしていた紅葉ですが温暖化による影響あってかところどころ色ついていましたが比較的緑が残っていました。
紅葉するための条件として最低気温が8度を下回る日が続くこと。
気温が下がることで葉の持つ色素のうちアントシアニンという色素が葉の中で大半を占め色づくということです。
(tenki.jp参照)
11月は10度を下回る日が少なく紅葉があまり綺麗に色付いていなかったと予想します。

また、紅葉せず葉焼けしているところも見受けられました。
◇今回の装備◇
ジャケット
andwander 2.5L hiker rain jkt
ベースレイヤー
patagonia L/Sキャプリーンデイリー
THE NORTH FACE フリーランワッフルクルー
ミドルレイヤー
ARCTERYX アトムLT JKT
パンツ
GRAMICCI SORA別注エブリデイギアパンツ
シューズ
SALOMON XA PRO V8 GTX
TNFのベースレイヤー以外はSORAで購入。今回ミドルレイヤーで使用したARCTERYX/アトムLT JKTが活躍しました。
登っている最中は上着を脱いでベースレイヤーだけでいれましたが下山は汗をかいていたこともあってか寒くなり最後までアトムLTを着用していました。ムレが少なく快適に過ごすことができました。
頻繁に行かないのでどの程度着て行動すべきか、まだ模索しながらですが体感で物の選択ができるようになっていきたいです。
他の登山者さんの着用している中で靴を注目して見ておりました。
40代以降の方はLA SPORTIVAのシューズを履いている人が意外にも多くいらっしゃいました。
価格帯的にも高めなイメージがあったので個人的には驚きました。
私たちと年代が近い人はあまりいらっしゃらなかったですが、比較的年齢が近そうな方はSALOMONを履いている方が多い印象でした。
SORA東京ソラマチ店・スタッフ